うるさかった彼女と自分から別れてしまったけど
H.Gさん(26歳)男性 飲食店 大阪
私は、金銭的な事情で進学を断念し高校を卒業してからは、飲食店でのアルバイトをしていました。その店でそのまま社員として働けるようになり、その頃に店のお客さんだった彼女と知り合って付き合うようになりました。知り合った時から気があった彼女とは、いつの間にか半同棲状態になり、それからそれまでいた店の寮を出て彼女と同棲するようになっていました。
その頃の私の生活は、仕事が終わると友人と酒を飲んでは朝家に帰り、昼まで寝てから仕事に行く毎日を繰り返していました。そんな私に、一緒に暮らしていた彼女は、酒ばかり飲むなと、料理をして食べさせようとしたり、早く帰れ、タバコを減らせなど本当に口うるさい女でした。喧嘩が絶えず、彼女を怒鳴ったこともあります。そんな自分のどこを思ってくれていたのかは分かりませんが、それでも、彼女は自分を好きでいてくれるようでした。
それなのに私は、説教をされることがうっとうしくなり、別れを告げて一方的に家を出てしまったのでした。しかし、一人になって清々したと感じたのははじめだけでした。自分を愛して、心配するからこそ口うるさかったことくらい分かっていたのに、飛び出したことをすぐに後悔しました。
本当は酒を飲み、金を使うことでしか大学に行った友人と同等でいられないと思っていた弱い自分を、彼女に見透かされているようで、いたたまれずに飛び出したのだということも一人になって気が付きました。私は友人への劣等感から、彼女に対して横柄にすることで自分のバランスをとっていたのだと思います。私にとって彼女は、本当は弱さを見せたくないくらい格好をつけていたい、大切な人だったのに、彼女の好意に甘えて私は彼女を傷つけてしまいました。
離れてみないと大切さに気づけないこともあるとはいえ、あまりに自分勝手ですが、それを承知で電話をかけると、彼女の方から帰ってこいと言われました。私から電話がきたというだけで、彼女は全てを察してくれたようでした。
一度別れたことで、彼女を大切にできるようになったと思います。本当に自分勝手な私ですが、あの時恥でも弱さを見せてでもなんでも、彼女に電話をしてよかったと思っています。



