私が幼稚だったために別れてしまった彼女との体験談
S.Mさん(33歳)男性 自由業 埼玉
私は今、自宅兼事務所にしている部屋で一人暮らしをしています。この家に引っ越してくる前に、私には一緒に暮らしていた人がいました。
学生時代は実家から通学をしていたため、一人暮らしをしたことがなく、社会人になって付き合い始めた彼女と暮らすために実家を出たのが、私の初めても実家以外での生活でした。彼女は当時勤めていた会社の同期で、彼女が一人暮らしなのに私が実家住まいというのも決まりが悪く、それならば一緒に暮らそうということになったのです。
しかし、当時の私は家事なんてやったことがありませんでしたし、むしろそれは女性の仕事だというくらいに考えていたのです。彼女だって仕事をしていて、しかも同期なのですから、自分と同じように彼女も仕事が大変なことは分かってよさそうなものですが、当時の私には、自分が家事をしなくてはいけないという考えそのものがありませんでした。
食事は作ってもらって当然、掃除も、洗濯もです。私がすることと言えば、せいぜい自分が使った食器をキッチンまで運ぶことくらいでした。私の家では母は専業主婦でしたので、父がそうして暮らしているのを見て育ち、それが当たり前だったのです。彼女がいくら家事に協力してほしいと言っても、口では分かったと言っても実際にその気はありませんでした。彼女とは2年一緒に暮らしましたが、疲れきった彼女に「私はあなたのお母さんじゃない」と別れを言い渡されてしまいました。
私はちょうど会社からの独立を考えていた時期でもあり、彼女と別れて、今の部屋に移ってきたのです。そうして、一人で暮らしてみて初めて、家事というのがどれだけの負担になるものかを知りました。彼女に対して申し訳なかった気持ちをもった時には、時既に遅しだったのです。
別れてから4年経ち、私の一人暮らしも板について来た頃に、偶然前の勤め先のとの仕事で、彼女と再会しました。当時の幼稚な自分を振り返ると、恥ずかしくて仕方がなかったのですが、彼女との再会はうれしく、当時のことを素直に詫びました。彼女と昔話に花が咲き、食事に行くと、彼女への気持ちが蘇ってきて、その気持ちを伝えるとよりを戻せることになりました。
今は、また彼女に甘えてしまわないために別々に暮らしていますが、時がきたらまた一緒に暮らしたいと思っています。もし結婚をしたら、私は家事も育児もできる夫になりたいと思います。



